防災機関が結集/実働訓練を実施しました!

7月22日(水)、更別村ふるさと館屋外特設会場において「南十勝消防防災合同実践訓練」を実施しました。
 2年に一度、南十勝消防事務組合消防本部が構成町村との連携の下、実効性ある実働訓練を行うことで災害時の初動態勢や応急対策活動など効果的・総合的に技術力を高めるものです。3回目となった本訓練には、はじめて自衛隊、警察部隊も参加(北海道防災航空室の消防防災ヘリコプターは、前線の影響による気象状況から飛行を中止)、大規模地震発生により考えられる各種被害を想定して相互の部隊連携による防災体制の強化と住民皆様の防災意識の高揚を図りました。

1 日 時
  平成27年7月22日(水)10時00分から12時00分まで

2 場 所
  更別村ふるさと館屋外特設会場
    A会場(ふるさと館北側駐車場及び広場):応急救護、各種救出救助訓練
    B会場(ファミリー広場):消防防災ヘリによる吊り上げ救出訓練(マル・アール)
    C会場(体験農園及び隣接駐車場):消防防災ヘリ着陸・負傷者引継ぎ訓練(マル・エッチ)


3 訓練参加人員等
(1) 消防本部(訓練本部) 5人
(2) 更別村(災害対策本部) 19人
(3) 更別消防団 41人
(4) 更別支署 15人
(5) 広尾町消防団 20人
(6) 広尾消防署 6人
(7) 大樹消防団 15人
(8) 大樹消防署 4人
(9) 中札内消防団 8人
(10) 中札内支署 3人
(11) 陸上自衛隊第4普通科連隊 2人
(12) 北海道防災航空室 6人 (飛行中止)
(13) 帯広警察署及び北海道警察災害派遣隊緊急災害警備隊 15人
(14) 更別村ボランティアすずらん会・更別消防団後援会 15人

4 参加車両
 (1)消防車両          13台 
 (2)自衛隊車両          1台
 (3)警察車両           3台
 (4)北海道消防防災ヘリコプター  1機(気象状況から飛行中止)


5 訓練想定
  平成27年7月22日10時20分十勝南部直下型地震が発生した。
  更別村では震度7弱を観測。村内の広い範囲が停電し建物の倒壊や火災が発生したほか、水道施設等のライ
 フラインに甚大な被害が発生している。
  避難必要者多数、落下物による負傷者、車両転覆事故や家屋倒壊により救助を要する被害者も多数発生。山
 間部で負傷した住民が孤立している。
  以上の想定を下に、参加機関の置かれている状況や具体的な災害事案を無線で付与(状況付与)し、初動態
 勢の確立から緊急時応急対策の各種措置訓練を展開する。



6 訓練重点項目
(1) 防災関係機関等との連携強化
(2) 初動態勢の確立
(3) 情報収集等の円滑化
(4) 住民啓発及び自主的な防災活動の推進
(5) 総合的な勝負防災対策


7 訓練項目

(1) 災害対策本部設置訓練
(2) 広報偵察活動訓練
(3) 情報収集・伝達訓練
(4) 消防式本部設置運営訓練
(5) 応援要請訓練
(6) 応急救護所設営及び救急救護訓練
(7) 避難者収容訓練
(8) 延焼火災防ぎょ訓練
(9) 転覆車両救出訓練
(10) 倒壊家屋救出訓練
(11) ヘリ救出訓練
(12) 住民体験型訓練(バケツリレー・消火器取扱)

部隊動員報告/太田智範更別消防団長





開会宣言/佐藤英人消防本部消防長




開会挨拶/村瀨  優南十勝消防事務組合長(広尾町長)




 「今後高い確率で発生が予想されている連動型巨大地震や集中豪雨など大規模かつ広域化する災害に対し、今一度危機管理体制を総点検し、非常時のさらなる体制整備、各機関相互の活動連携の強化・向上に努める必要がある」と述べられました。


訓練のようす






災害対策本部設置(10時21分)


 10時20分地震発生に伴い、更別村役場内に災害対策本部を設置したと想定して第3種非常配備体制を執り、人命と出火防止を第一に初動態勢を強化します。



広報偵察活動の開始


 消防車両に消防団員、役場職員が乗車して警戒広報を実施しながら、情報の収集伝達にあたりました。





消防指揮本部設置(10時23分)


 地震津波災害対策消防計画に基づき、部隊の有機的な活用を図り災害活動現場における総合的な警防力を発揮するため、消防指令車を部署した消防指揮本部を設置し、災害対策本部との連絡調整や応援隊活動の総合調整を行いました。






応急救護所設置


 多数の傷病者救護を目的として応急的に現場救護所を設置するため、指揮本部の指示によりエアテントを迅速に設営しました。








救急救護活動


 応急設営された現場救護所に災害対策本部医療対策部(国保診療所医師)を派遣し、消防団、警察駐在員、地域住民が連携しながら救急・救護活動を行いました。






延焼火災防ぎょ活動

 震災時に最も被害が増幅するものは、二次的に発生する火災です。更別消防団警備隊が応援隊(中札内消防団、大樹消防団、広尾町消防団)と連携し、人命の安全を確保するため総力をあげて火災の早期鎮圧や延焼拡大防止を図りました。




住民初期消火訓練

 災害発生直後は行政機関が十分に機能できない状況に陥ることも想定しなければなりません。被害を最小限にくい止めるために最も大切なことは災害が発生したときに一人ひとりが落ち着いて適切な行動をとることです。特に震災の場合は、同時に発生する火災を地域住民が力を合わせて消火活動を行うかどうかなどが被害の大小を左右します。
 訓練の合間、町村長や議会議員など要職にある皆さんも積極的に加わり、消防職員指導もと住民によるバケツリレー、消火器を用いた初期消火訓練を実施し、防火防災啓発と正しい消火方法などを学んでいただきました。








転覆車両救出訓練


 高規格道路更別インターウ金で自動車の路外転覆事故が発生したとの想定で、救助隊、救急隊と消防団が連携して、迅速な救出活動を展開しました。







倒壊家屋救出訓練


 商店街周辺で倒壊建物多数ありとの想定で、北海道警察緊急災害警備隊や消防団員と連携し、住民の安否確認と下敷きとなった人の救出活動を展開しました。






訓練講評/西山  猛更別村長(南十勝消防事務組合副組合長)




 「規律厳正にして士気旺盛。高度な訓練に取り組み極めて充実した訓練であった。機動力・持久力ある自衛隊、警察、現場で医療確保にあたる医師そして住民に最も身近な場所で最初から最後まで任務にあたる消防団の連携を力強く推進し、地域住民の大きな期待に応えていただきたい。」と講評されました。



表彰授与/平成27年度消防団員功労表彰


 団員勤続20年以上で勤務成績優秀かつ職務遂行に功労があった消防団員3名に組合長から賞状と功労章が授与されました。


 受章者は次のとおり。

  更別消防団第2分団 藤澤典幸班長
  大樹消防団第1分団 下村秀勝団員
  同    第2分団 水下英治団員




来賓挨拶/組合議会議長・帯広警察署長



南十勝消防事務組合議会 髙木修一議長




北海道釧路方面帯広警察署 藤村博之署長


 ご挨拶を頂戴しました髙木議長、藤村署長ほかご来賓の皆様。大変暑いなか御参観いただきありがとうございました。今後とも消防へのご理解とお力添えをお願いいたします。



南十勝消防事務組合トップへ